奥日光前衛 夫婦山(1341.6m) 2013年11月4日  カウント:画像読み出し不能

所要時間 10:36 車道−−11:20 夫婦山−−11:50 車道

場所栃木県日光市(旧栗山村)
年月日2013年11月4日 日帰り
天候曇時々晴
山行種類プチバリエーション
交通手段マイカー
駐車場路側に駐車
登山道の有無踏跡あり
籔の有無登山口から山頂まで笹あり
危険個所の有無無し
山頂の展望あり
GPSトラックログ
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コメント日陰牧場より往復。ただし今でも牧場として運営されているのかは不明。往路は踏跡があるのを知らずに笹と灌木藪を漕いだが途中から踏跡と合流、その後は大きな籔は無く目印も多い。登山口は牧場東端。1240m肩以上は低い笹に覆われたなだらから稜線歩きが楽しめる




駐車スペースなく路側に 牧場の斜面は笹原
鹿道を辿る 笹が終わるとやっかいな灌木藪
たまに開けると楽 灌木の隙間を潜って抜ける
灌木帯を抜けると目印登場 また灌木帯になるが隙間多く目印、踏跡あり
1240m肩の露岩 露岩てっぺん
露岩からの西〜北の展望
露岩からの南〜西の展望
笹の尾根を登る 先ほど登った月山
踏跡が続く でも両側から笹が被って濡れる
夫婦山山頂 3D標識
もう1つの山頂標識
夫婦山から見た南側の展望
下山開始 露岩で左折する
灌木帯 灌木帯を抜け踏跡を辿る
往路より東に踏跡が続く 唐松植林
牧場東端ゲート脇が登山口 牧場東端ゲート


 夫婦山は月山のすぐ北側にあり南西側に牧場があることになっている。牧場ならば藪の心配はないのでそこを登ればいいだろうと考えた。地形図では山頂直下まで牧場の敷地になっていた。藪の心配はないが牛の糞が心配だ。もう11月なのでたぶん牛はいないと思うが糞は残ったままだろう。踏まないよう要注意。登山靴ではなく長靴で登ろう。

 牧場敷地は解放されたゲートで仕切られていたが、斜面は草地ではなく一面の笹原。おまけに柵の一部は破損しており、夏場に牛が放牧されていた雰囲気ではない。少なくとも斜面下部はひざ丈程度の笹藪でその上部は灌木藪っぽく見える。踏跡が無いか探したが見当たらず適当に笹原を登ることにする。道幅が少し広がった場所に車を置いた。

 笹原に入ると縦横無尽に鹿道がありそれをつないで登る。笹が少し濡れていて長靴の高さではカバーできない膝付近が濡れる。上部の灌木は密生しているように見えて突っ込むと藪漕ぎ状態になりそうなので、できるだけ笹原が上部まで続く場所を上がっていく。笹が消えて樹林に変わるとツツジのような低い場所から盛大に枝分かれした木が登場、これは厄介だ。できるだけ隙間を選んで上がるが笹よりもたちが悪く進行速度はガタ落ちだ。木の幹は弾力があって跳ね返される。毛糸の帽子はしょっちゅう枝に引っかかって脱げてばかり。

 ようやく灌木藪に空間が見られるようになり、それらの間をつないで登る。開けた場所は濡れた笹原。高さは下部と変わらず。歩きやすい場所を選んで歩いているといつの間にか目印登場、そして鹿道より濃い踏跡も登場。これはどこから続いているのだろうか? 帰りはこれを追ってみよう。

 再び笹から灌木に変わるが今度は木の密度が低く隙間が広い場所に踏跡が続いて歩きやすい。えらく高密度に目印が付いているが、ここは灌木藪が薄いので目印が無くても迷うことはないと思う。

 灌木帯を抜けると樹林が切れて笹原に飛び出す。ここから上部も笹原が続いているのが見える。尾根に出るとすぐ西に大きな露岩。帰りに登ってみたが危険はなく、樹林より高くて大展望を楽しめる場所だった。この露岩は尾根直上にあるが、登ってきた踏跡は露岩で尾根南側に外れていた。

 尾根上の笹原の中には明瞭な踏跡があるが両側から笹が被って足元だけは空間があるので靴は濡れないが膝から腿が思いっきり濡れた。天気は回復して晴れ間が出ているが冬型が強まって西風が強く、雲に覆われた女峰山方面から時々雨雲が流れてきてザーっと雨が落ちてくる。これが笹が濡れている原因だ。乾いていれば快適に歩けるような展望がいい尾根だ。

 踏跡を辿り登っていき、肩を通過したその先が夫婦山山頂だった。ここも笹原だが北側は樹林があり南半分の展望がいい。少し移動すれば西側の展望も楽しめる。南側にはさっきまでいた月山。今日は栗山ダムに至る車道は全く車の通行が無く私の車だけポツンと止まっているのが見える。

 復路は途中まで往路を戻り、その後は踏跡を忠実に辿る。踏跡は牧場の東端よりやや東側の笹に覆われたカラマツ植林帯を通っていた。登りで出合った灌木藪は皆無でずっと歩きやすかった。どこが入口なのか知るためにもそのまま踏跡を辿ると、最後は牧場東端ゲートに飛び出した。よく見ると目印がぶら下がっていて広範囲で確認すれば発見できたかもしれない。この正規ルートを使えばあの灌木藪は回避できるので利用価値は絶大だ。

 

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